Gensparkには、テーマや目的を入力するだけでプレゼン資料を作れる「AIスライド」が用意されています。ゼロからPowerPointを開いて構成を考えるより、まずAIにたたき台を作ってもらい、必要な部分を人が確認・修正する使い方と相性がよい機能です。
この記事では、Gensparkを初めて使う人に向けて、AIスライドで資料を作る手順を順番に解説します。単に「便利」と紹介するのではなく、何を入力すればよいのか、どこを確認すればよいのか、完成後にどう書き出すのかまで具体的にまとめます。
GensparkのAIスライドは、テーマを入力して構成・デザインまでAIに作らせ、完成後に内容を確認してPDFやPPTXなどへ書き出す流れで使えます。特に「資料のたたき台を短時間で作りたい」という人に向いています。
GensparkのAIスライドとは?
GensparkのAIスライドは、テーマや目的を入力すると、リサーチ・構成・デザインまで含めてプレゼン資料を作成できる機能です。
Genspark公式のヘルプでは、AIスライドを「インテリジェントなプレゼンテーションエージェント」と説明しています。単純に文章をスライドへ変換するだけではなく、目的に合わせて構成を考え、スライドを作成し、作成後の修正までAIとの会話を通して進められる点が特徴です。
また、PDF・Word・Excel・PowerPointなどのファイルを読み込んで資料作成の材料にすることもできます。完成した資料はPDF、PPTX、Google Slidesなどへ書き出せます。
普通のスライド作成との違い
PowerPointなどで資料を作る場合は、テーマを決め、目次を考え、各ページの文章を書き、レイアウトを整える必要があります。Gensparkでは、最初の構成づくりからAIに任せられるため、「白紙の状態から作る時間」を減らせるのがポイントです。
- テーマや目的を入力する
- AIが構成を考える
- スライドを生成する
- 内容を確認して修正する
- 必要な形式で書き出す
Gensparkで資料を作る手順
初めて使う場合は「テーマを決める→AIスライドを開く→指示を書く→生成→確認→書き出し」の順番で進めればOKです。
STEP1:作りたい資料の目的を決める
いきなり「営業資料を作って」と入力するより、誰に・何を伝えるための資料なのかを先に決めると、指示が具体的になります。
たとえば、次のように考えます。
- 社内会議で新しい施策を説明する
- 顧客へサービスを提案する
- 研修で初心者に知識を教える
- ブログ記事の内容をプレゼンにまとめる
「資料を作ること」ではなく「資料を使って何を伝えるか」を決めるのがポイントです。
STEP2:GensparkのAIスライドを開く
GensparkのAIスライドを開き、作りたい資料のテーマを入力します。公式ヘルプでは、Gensparkホーム画面の「AIスライド」から開始する方法が案内されています。
文章だけでなく、手元にあるPDF、Word、Excel、PowerPointなどのファイルを材料として使うこともできます。
STEP3:目的・対象・枚数を入力する
ここで重要なのがプロンプトです。「AIに資料を作って」とだけ伝えるのではなく、対象者・目的・必要な内容・希望枚数まで書きます。
たとえば、次のように入力します。
「AI初心者の会社員向けに、生成AIを仕事で使う方法を説明する10枚の資料を作成してください。初心者でも理解できる構成にし、最初に結論、その後に具体例、最後に明日からできる活用方法を入れてください。」
このようにすると、誰向けの資料なのかが明確になります。
STEP4:生成された構成を確認する
生成されたら、いきなり完成扱いにせず、まず全体の流れが目的に合っているかを確認します。
特に見るべきなのは次の4点です。
- 最初に結論が伝わるか
- 話の順番に無理がないか
- 不要なページが多くないか
- 最後に聞き手へ伝えたい内容が残っているか
文章やデザインがきれいでも、構成がずれていれば資料としては使いにくくなります。まず全体構成を確認し、その後に細部を直すのがおすすめです。
STEP5:AIに修正を指示する
GensparkのAIスライドでは、作成したスライドの特定箇所を指定して修正を依頼できます。公式ヘルプでは、スライド上の要素を選択し、変更内容をAIに伝える操作が案内されています。
たとえば「このページの文章を半分にして」「3ページ目を初心者向けに書き直して」「このグラフを見やすくして」といった具合です。
一度で完璧にしようとせず、生成→確認→修正を繰り返すほうが、実際の用途に合わせやすくなります。
STEP6:内容を人がチェックする
AIが作った資料は、そのまま提出・公開するのではなく、人が最終確認しましょう。
特に数字、固有名詞、会社情報、料金、日付、制度などは、元データや公式情報と照合することが重要です。GensparkのAIスライドには事実確認や資料の修正機能がありますが、最終的な確認責任までAIに任せるものではありません。
STEP7:PDFやPPTXなどへ書き出す
完成した資料は、用途に合わせて書き出します。Genspark公式ヘルプでは、PDF、PPTX、Google Slidesへのエクスポートが案内されています。
- あとからPowerPointで編集したい→PPTX
- そのまま共有したい→PDF
- チームで共同編集したい→Google Slides
Gensparkで資料を作るときのプロンプト例
プロンプトは「何を作るか」だけでなく、「誰に・何を伝えるか・どんな構成にするか」まで指定すると使いやすくなります。
たとえば営業資料なら、次のように指定できます。
「法人担当者向けに、新しい業務効率化サービスの提案資料を10枚で作成してください。課題→解決策→導入メリット→具体的な活用例→料金→導入までの流れ→まとめの順番にしてください。専門用語はできるだけ避け、1枚あたりの文章量を少なくしてください。」
社内報告なら、次のように変えます。
「今月の営業活動を振り返る社内報告資料を8枚で作成してください。売上、商談数、成約率、前月との比較、課題、来月の施策を含めてください。経営層が短時間で把握できるよう、結論を先に示してください。」
Genspark AIスライドでできること
GensparkのAIスライドは、単なる文章のスライド化だけでなく、資料の構成、デザイン、ファイル変換、データの可視化などにも使えます。
PDF・Word・Excelなどを資料化する
手元の資料をアップロードし、その内容をもとにプレゼンを作成できます。たとえば、長いレポートを会議用資料にまとめたり、Excelのデータをグラフ付きの資料にしたりする使い方があります。
データをグラフにする
データファイルを渡して、トレンドや比較をグラフとして表現することもできます。公式ヘルプでは、売上データを使った折れ線グラフや棒グラフなどの作成例が紹介されています。
ただし、グラフの元データや単位が正しいかは必ず確認してください。
プレゼン資料をブラウザ上で修正する
生成したあとも、スライド上のテキストや画像、レイアウトなどを指定して修正できます。完成後にPowerPointへ移して細かく編集する方法もあります。
Gensparkで資料を作るときの注意点
AIが作った資料は完成品ではなく、確認・修正を前提に使うのが安全です。
AIの文章をそのまま信用しない
AIは資料の構成や文章作成を効率化できますが、内容の正確性を自動的に保証してくれるわけではありません。数字や制度、料金、サービス仕様などは一次情報を確認しましょう。
情報を詰め込みすぎない
AIにたくさんの情報を渡すと、1枚のスライドに内容が集中することがあります。プレゼンでは「全部説明する」よりも「1ページで何を伝えるか」を決めたほうが見やすくなります。
社外秘データの扱いを確認する
会社の資料や顧客情報をアップロードする場合は、所属組織のルールやGenspark側のデータ取り扱い条件を確認してください。特に個人情報、契約情報、機密情報を扱う場合は、便利さだけで判断しないことが重要です。
Gensparkはどんな人に向いている?
資料作成に時間がかかっている人や、スライドの構成を考えるところから効率化したい人は、GensparkのAIスライドを試す候補になります。
- プレゼン資料を作る機会が多い人
- PowerPointの構成を考えるのが苦手な人
- 会議資料のたたき台を早く作りたい人
- 長い文章や資料をスライドに整理したい人
- Excelなどのデータを見やすくまとめたい人
一方で、細かいデザインを最初から完全に指定したい場合や、会社独自のテンプレート・運用ルールが厳格な場合は、生成後の調整が多くなる可能性があります。
GensparkとほかのAI資料作成ツールを使い分けるには?
Gensparkだけに固定するのではなく、「資料をゼロから作るのか」「既存資料を編集するのか」「デザインを細かく調整したいのか」で使い分けると考えやすくなります。
たとえば、GensparkはAIに構成から任せて資料のたたき台を作る用途と相性があります。一方で、既存のAI資料作成サービスにはそれぞれ異なる特徴があります。
当サイトでは、Gensparkそのものの基本機能についてはGensparkとは?使い方・料金・できることを初心者向けに解説でも整理しています。
また、資料作成AIの代表例としてGammaを検討している場合は、Gammaとは?もあわせて確認すると違いを整理しやすくなります。
Gensparkで資料作成を効率化するコツ
最も効率化しやすいのは、AIに「資料作成の全部」を丸投げするのではなく、構成づくりと初稿作成を任せ、人が内容を判断する使い方です。
- 目的を決める:誰に何を伝える資料かを明確にする
- 材料をそろえる:元資料やデータを準備する
- AIに初稿を作らせる:構成とデザインを一気に作る
- 重要部分を確認する:数字や事実関係をチェックする
- 不要な内容を削る:1スライド1メッセージを意識する
- 最後に書き出す:用途に応じてPPTXやPDFなどを選ぶ
この流れなら、AIのスピードを活かしながら、最終的な品質は人がコントロールできます。
まとめ
GensparkのAIスライドは、テーマや資料をもとにプレゼンの構成・デザイン・編集まで進められるため、資料作成の初稿づくりを効率化したい人に使いやすい機能です。
基本的な流れは、目的を決める→AIスライドを開く→プロンプトや資料を入力する→生成された構成を確認する→AIに修正を依頼する→人が内容を確認する→PDFやPPTXなどへ書き出す、という順番です。
特に大切なのは、AIが作った資料をそのまま完成品と考えないことです。数字や固有名詞などを確認し、聞き手にとって不要な情報を削り、最後に自分の目的に合った資料へ仕上げましょう。

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